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薬剤部

薬剤部概要

薬剤部の基本方針

薬剤師の立場から、医療の担い手として医薬品の適正使用に貢献する。

  1. 患者満足度の高い最新医療の提供に、チーム医療として参画する。
  2. 薬の専門職(責任のとれる薬剤師)を実践する。
  3. 医療安全の確保に貢献する。
  4. 病院経営に貢献する(個々の薬剤師の生産性を向上及び新たな業務の模索)。
  5. 薬学生の実務実習を積極的に受け入れ、実習内容の充実を図る。
薬剤師数

13名(治験専従薬剤師2名を含む)

各業務実績(平成28年度実績)
  1. 処方せん枚数
    ①入院:約122枚/日
    ②外来(院内):約3枚/日
    ③外来(院外):約96枚/日(院外処方せん発行率:約97.1%)
  2. 病棟薬剤業務実施加算(2個病棟で算定)
    1週あたりの業務時間:23.3時間
  3. 指導料
    ①薬剤管理指導料:約673件/月
    ②退院時薬剤情報管理指導料:約61件/月
  4. 注射薬調製件数
    ①TPN無菌調製件数:99.5件/月
    ②その他無菌調製件数:42件/月(抗リウマチ薬、治験薬 など)

調剤室

調剤室では薬剤師が医師の処方箋に基づき、内容の確認を行った上で患者さんの薬を調剤しています。

宇多野病院では約900種類の薬を取り扱っています。
一部の薬ではジェネリック医薬品(該当する医薬品の特許が切れ、薬の値段が低く抑えられるもの)を採用しています。

薬剤部窓口
薬剤部窓口

薬には色々な形があります。
口から飲んで主に腸から吸収させる飲み薬、皮膚や粘膜から吸収し効果を発揮する外用薬、血管や筋肉に注射して効果を現す注射薬などがあります。

薬によっては温度や光に対して注意が必要なものがありますので、そういった薬に対しても保存状況を確認し、適切に管理しています。

調剤する際には薬の取り違え、はかり間違いを防止するために様々な機械や監査システムを導入しています。

薬のことで不安なことや気になることがありましたら、薬剤部の窓口までご相談下さい。



散薬調剤台
散薬調剤台

調剤室
調剤室

無菌製剤室

注射薬の無菌調製

TPN(中心静脈栄養)の一部については、感染防止の観点から混合時の汚染を防ぐため、薬剤師によりクリーンベンチ内で無菌混合調製を実施しています。

また、外来化学療法については主に抗リウマチ注射薬を対象に投与量、投与間隔の確認を行った上で安全かつ無菌的に調製を行っています。

クリーンベンチでの無菌混合調製
クリーンベンチでの無菌混合調製

電子カルテによる処方チェック
電子カルテによる処方チェック

薬剤師の病棟活動

薬剤管理指導業務について

医師や看護師など他の医療スタッフと情報交換しながら入院患者さんに使用されている薬についての効果や副作用などを確認するとともに、薬の効果、飲み方、使用方法、副作用等を患者さんに説明し、患者さんの意見や様子を他の医療スタッフにフィードバックする仕事を薬剤管理指導業務と言います。

お薬手帳

お薬手帳

初回面談

患者さんが入院されてきた時に持参された薬やお薬手帳、薬の説明書を確認して、今までどのように薬を飲んでおられたか、飲みにくい薬はなかったか、副作用はなかったかなどを確認します。

入院中

患者さんに処方された薬の説明をするとともに、効果や副作用、相互作用等の確認を行い、患者さんや医師、看護師と情報を共有します。

退院時

入院中の薬を再度確認し、飲み方や使用方法、副作用、保管方法、注意事項等の説明を患者さんやご家族などに行います。また、お薬手帳には退院時の薬の情報や主な入院中の治療内容、調剤方法、副作用・アレルギー歴などを記したラベルを貼ってお渡ししています。

☆薬剤師は、医師、看護師と絶えず連絡・相談しながら、患者さんにわかりやすい言葉で説明させていたただきます。薬についてわからない点がありましたら何でも気軽に声を掛けて下さい。

主な内容
  • 薬の効能、効果について説明します。
  • 病態と薬の関係について説明します。
  • 日常生活上の注意事項を説明します。
  • 主な副作用とその発現時の対処の仕方について説明します。
  • 薬の保管の仕方について説明します。
  • 患者さんのプライバシーの確保に努めています。
病棟薬剤業務について

当院では該当病棟に専任の薬剤師を配置し下記の業務を行っています。

入院患者さんの持参薬確認

入院時に患者さんがどのような薬剤を使用していたのか確認し、入院後の薬物治療に役立てます。薬の確認だけでなく、副作用の経験、アレルギーの有無、一般用医薬品・サプリメントの使用等も確認します。

処方内容の確認と処方提案

薬剤の相互作用や投与量の確認、患者さん一人一人の症状に適した薬剤が使用されているか確認します。また、より良い薬物治療が行えるよう医師に処方提案も行っています。

薬剤に関する相談応需

病棟の医師、看護師等から薬剤、薬物治療に関する相談に対し適切な情報提供を行っています。

新しく開始される薬の事前説明

患者さんに新しく開始される薬について、投与目的や薬効、注意すべき副作用、使用方法などの事前説明を行っています。

回診、カンファレンスへの参加

各診療科の回診、カンファレンスに参加し薬物治療計画に参画しています。

朝礼での情報収集

朝礼での情報収集

プロトコールに基づく薬物治療管理(PBPM)業務

PBPM業務として、持参薬の未確定入力や回復期リハビリテーション病棟での処方代行入力を行っています。

医薬品情報管理室(DI室)

DIとはDrug Informationの略で医薬品情報のことです。
当院では薬剤部の中に医薬品情報管理室があります。
医薬品が安全かつ適正に患者さんに使用できるよう、厚生労働省、医薬品医療機器総合機構(PMDA)、製薬会社、卸業者などから医薬品情報を収集し、院内の医療従事者に提供しています。

DI室の業務

DI室

問い合わせ対応

院内の医療従事者からの問い合わせに対応しています。

院内各部署への情報提供

院内メールや医局談話室への掲示、資料交付により情報提供を行っています。

院内で提供している情報
  • 「医薬品・医療機器等安全性情報」
    厚生労働省において収集された副作用情報をもとに、医薬品等のより安全な使用に役立てていただくために、医療関係者に対して情報提供されるもの。
  • 「緊急安全性情報(イエローレター)」
    発売中の医薬品、医療機器、再生医療等製品について、医療関係者や広く一般国民に対して緊急かつ重大な注意喚起や使用制限に係る対策が必要な状況にある場合に、厚生労働省からの指示あるいは製造販売業者の自主的な決定に基づいて作成、提供される情報。
  • 「安全性速報(ブルーレター)」
    医薬品・医療機器の添付文書が改訂された際、製薬企業から出される文書。 改訂の内容が「使用制限をかける必要はないが、使用の際に注意喚起をすべきもの」の場合に作成される。 安全性速報は厚生労働省の判断によって出される。
  • 後発品への変更、削除品目案内、供給案内、名称変更 など。
  • その他の情報
DIニュース

毎月1回、薬事委員会・医局会終了後の当月内に発行し、各部署に配布しています。
内容は、薬に関するトピックスや薬事委員会の結果、「医薬品・医療機器等安全性情報」です。

症例検討会
症例検討会

勉強会、症例検討会の開催

新規採用薬の勉強会や、薬剤管理指導などで得られた情報を共有する症例検討会を開催しています。

プレアボイド報告

薬物療法におけるリスクマネジャーとして薬剤師職能を活かした事例について日本病院薬剤師会に報告しています。

副作用報告

院内で発生した報告対象となる副作用について、PMDAを通じて厚生労働大臣や製薬企業へ報告しています。

資料作成

医師や看護師、薬剤師からの質問に関する資料を作成しています。

実績・資格

薬剤部の業績(2年間)

業績報告H27・28[PDF]

主な専門・認定薬剤師(平成29年4月現在)
  1. 日本病院薬剤師会 感染制御認定薬剤師 ・・・・・・・・・・・・・・・ 1名
  2. 日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師 ・・・・・・・・・・・・・ 1名
  3. 日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師 ・・・・・・・・・・ 8名
  4. 日本生薬学会/日本薬剤師研修センター 漢方薬・生薬認定薬剤師 ・・・ 1名
  5. 日本糖尿病療養指導士認定機構 日本糖尿病療養指導士 ・・・・・・・・ 2名
  6. 日本静脈経腸栄養学会 NST専門療法士 ・・・・・・・・・・・・・・ 2名
  7. 日本アンチ ドーピング機構 スポーツファーマシスト ・・・・・・・・ 1名
  8. 日本臨床試験学会 GCPパスポート ・・・・・・・・・・・・・・・・ 2名
  9. 日本病院薬剤師会 HIV感染症専門薬剤師 ・・・・・・・・・・・・・ 1名

学生実習

当院では、薬学部6年制に伴い、11週間の薬学教育モデルコアカリキュラムに沿った病院実務実習を複数名受け入れています。実習内容は、調剤・病棟業務の体験型実習による理解向上ばかりでなく、他部門の協力を得て病院の機能についても学んでもらえるよう努めています。その甲斐あってか、平成28年4月にはここで学んだ学生が職員として採用されました。今後も社会に役立つ未来の薬剤師を育てるべく薬剤部員一丸となってより良い実習を行うべく励みたいと考えています。

薬剤師の長期実務実習生受け入れ人数
平成26年度 3期制 計6名

(摂南大学、京都薬科大学、大阪薬科大学)

平成27年度 4期制 計6名

(大阪薬科大学、京都薬科大学、兵庫医療大学、摂南大学、武庫川女子大学)

平成28年度 4期制 計3名

(大阪薬科大学、神戸薬科大学、摂南大学)

平成29年度 3期制 計6名

(星薬科大学、立命館大学、大阪薬科大学)

薬の飲み方

薬を飲むタイミング

薬はその人の病気に合わせて飲む回数や時間、量が決められています。勝手にその指示を変えると、効果が期待できず、良くない作用が出る場合もあります。そのため、指示された方法で薬を飲む必要があります。それぞれ薬を飲むタイミングを紹介します。

薬の飲み方01

  1. 食前 胃の中に食べ物が入っていない時。食事の15分~30分ぐらい前
  2. 食直前 食事の直前(約10分以内)
  3. 食直後 食事が終わってすぐ(約10分以内)
  4. 食後 胃の中に食べ物が入っている時。食事が終って30分以内
  5. 食間 食事と食事の間のことで、およそ食事が終わってから2時間30分後。食事の最中ではありません。
  6. 眠前 就寝前
  7. 頓服 (とんぷく) 症状がある時や,医師に指示されたに時にだけ飲むのみ方です。熱がある時,痛い時,便秘の時などです。それぞれの薬によって飲む時が違います。
薬を飲み忘れたら

薬を飲み忘れた時に、2回分まとめて飲んだりするのは危険です。次の服用までに時間が空いていれば気づいた時点で飲んでよい薬や、食事の時間にあわせて飲んだほうがよい場合など、薬によって飲み忘れた時の対応は違います。 どのように対処したらよいかなどは、前もってご相談下さい。

薬の飲み方
  • 薬の外側の包装(PTP包装)のある薬はPTPシートから取り出して服用してください。PTPシートの誤飲による事故が報告されています。
  • 薬はコップ一杯の水かぬるま湯で飲んで下さい
    薬の飲み方02口の中で噛み砕くチュアブル錠、口の中で溶ける口腔内崩壊錠および歯と歯茎の間に挟むバッカル錠を除いたお薬は水かぬるま湯で飲んでください。
  • 注意する飲みもの
    薬によっては、アルコールやカフェインの入った飲み物、オレンジジュースやグレープフルーツジュース、牛乳などと一緒に飲むと、薬の効き目が変化し、副作用が出ることがあります。気になる場合はお尋ね下さい。
保管方法
薬の飲み方03
  • 高温・多湿・直射日光を避ける
    薬は、光や温度、湿度などによって効果が落ちる場合が多くあります。
    容器のふたや栓を固くしめ、直接日光があたらないところに置きます。また、暖房器具の近くには置かないようにしてください。日中に長時間、薬を車の中に置くのは避けてください。
  • 冷所保存の指示がある場合
    冷所保存など、冷蔵庫で保管するように指示がある薬もあります。主にシロップ剤や目薬、坐薬、未開封のインスリンなどです。この時凍らせないように注意してください。
  • 薬以外の物と区別する
    食品、殺虫剤、防虫剤などと一緒においておくと、間違って飲んでしまう危険があります。それを避けるために、救急箱や薬置き場など、薬だけを保管する場所を決めましょう。
  • 小さなお子様の誤飲に注意
    お子様の誤飲が度々報告されています。お薬は小さなお子様の手の届かない場所で保管して下さい。

簡易懸濁法について

当院では、経管投与(経管栄養チューブから薬剤を投与)されている患者さんへの投薬に際し、安全で確実な投薬法である『簡易懸濁法』を積極的に実施しています。

簡易懸濁法とは

お薬を経管栄養チューブから投与する場合に、錠剤やカプセル剤を粉末状にせず、そのまま温湯(約55℃)にいれて懸濁化させ、お薬を投与する方法です。

簡易懸濁法の利点
  1. お薬の効果、安定性が保たれます。
    投与直前まで錠剤・カプセルのままで保管するため、粉末状にしたときに比べて温度・湿度などの影響が少なくなります。
  2. 経管チューブの閉塞が避けられます。
    「内服薬経管投与ハンドブック」(じほう社)や製薬会社などのデータをもとにお薬のチューブの通過性を確認しています。
  3. 処方量を正しく投与することができます。
    お薬を粉末状にすると、調剤時にお薬の量が減ってしまいますが、錠剤・カプセルのままで投与するためお薬の量は減りません。
  4. 投与前にお薬の内容が確認できます。
    錠剤やカプセルの識別コードで薬剤名が確認できます。
簡易懸濁法の手順
  1. 懸濁容器に1回分のお薬を入れます。
    カプセルは中身を出さずそのまま入れてください。
  2. 約55℃の温湯を20~30mL程度入れ、そのまま5~10分間放置します。
  3. 放置した懸濁液をよく振り混ぜます。
  4. お薬が懸濁したことを確認し、懸濁液を注入します。
  5. お薬を注入した後は、チューブの閉塞を防ぐため少量の水をチューブに流してください。
使用した薬剤:マグミット®錠500mg(左) ドプス®カプセル100mg(右)
温湯を入れた直後

温湯を入れた直後

温湯に入れて放置後5分

温湯に入れて放置後5分

約55℃の温湯の作り方
<方法1>

熱湯と水を2:1の割合で混ぜる。

<方法2>

電気ポットの60℃設定にした湯を使用する。
冷めてすぐに55℃になります。

調整時の注意点
  • 抗パーキンソン病薬のマドパー錠やメネシット錠と、マグミット錠(下剤)を一緒に懸濁すると変化を起こして黒くなるので、別々に懸濁してください。
  • 塩化ナトリウムと薬剤を混合すると、錠剤がとけにくくなる場合があります。
  • お薬の中には、少し傷をつける程度に砕いてから懸濁させる薬もあります。

院外処方箋に関する問い合わせ

院外処方箋に関する問い合わせ(疑義照会)について
  1. 当院の院外処方箋に疑義が生じた場合、病院(代表)075-461-5121に電話し、内容に応じて担当者の呼び出しを依頼してください。
    例) 処方内容に関すること 処方医
    調剤に関すること 薬剤部
    診療報酬や保険に関すること 医事課
  2. 疑義照会後、処方内容に変更があった際は変更後の処方箋をFAX(075-464-0027)で送信してください。

宇多野病院
TEL:075-461-5121(代表)
TEL:075-461-0027