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患者さまとご家族の方へ

小児神経科

障害児のレスパイト入院

 日頃より、当院小児神経科の診療にご協力いただき、誠にありがとうございます。今回は、小児科での「在宅支援入院」について紹介させていただきます。
 呼吸器や経管栄養など、医療的ケアを家族でおこないながら、在宅生活を送るお子さんとご家族が増えてきました。「在宅支援入院」とは、そのようなお子さんが調子の良い時にご家族と一緒に入院していただき、日々の生活の様子、ケアのやり方などを診させていただき、今までのケアの見直し、そしてより快適に在宅生活できる方法を皆で考える入院です。日々のちょっとしたことで気になっていることなど相談していただいても結構です。必要でしたら、検査、治療の検討も行います。付き添いなしで入院が可能と判断された場合には、数日間お子さんだけで入院していただき、ご家族に休息していただくことも可能です。
 当院には古くから筋ジス病棟という病棟がありましたが、現在では筋ジストロフィーの子どもの大半は家族と一緒に生活し、地元の学校へ行くようになり、旧筋ジス病棟である1病棟には子どもの入院は少なく、呼吸器をつけた成人の筋ジストロフィー患者さまがほとんどです。
 このように入院患者さまのほとんどは成人ですが、古くからの制度が残っているため、保育士が数名勤務し、病棟スタッフは呼吸器や寝たきりの患者さまの看護に精通しています。このような環境をもっと有効に使えないかと考えて、小児の「在宅支援入院」を開始しました。
 病棟スタッフは呼吸器等の取扱いには慣れておりますが、学童期未満の子どもの経験は乏しく、勉強しながら少しずつ経験を積んで参りました。
 人工呼吸器を装着している、胃瘻や経管栄養を行っているなど、治療に関わる処置が必要なお子さんで、(1)寝返りまでの発達レベルで、(2)体重10kg以上、(3)2歳以上、(4)状態が落ち着いてる(救急受診が少ない)の4つの条件を満たしているお子さんを対象と考えています。もし、これらの条件を満たし、「在宅支援入院」を希望される場合は、お手数ですが、主治医の紹介状をもって受診していただきたく存じます。受診の予約は、初診でも可能です。
 実際の「在宅支援入院」の具体的な流れは、、、

  1. まず、紹介状をもって一度外来を受診していただきます。お子さんの状態を医師や看護スタッフが診察させていただき、お子さんやご家族には、実際に病棟を見学していただきます。受診、見学の上で入院のご希望があり、当方での受け入れ可能と判断しましたら、
  2. ご家族とお子さんで短期間の入院をしていただきます。その際に実際の家での様子やケアのやり方を見せていただき、リハビリ等の専門家を交えて、お子さんにあった、可能なケアを考え計画します。練習として、まずは昼間のみの入院から始める方もおられます。
  3. 必要に応じて2)を繰り返し、付き添いなしの入院をめざします。

 当院の場合、これらの入院を通じて、リハビリなどの専門家による観察、指導を行い、より良い在宅ケアを考えると言う方針ですので、ショートステイ事業とは異なり、医療保険を利用する入院です。
付き添いなしの入院を希望され、短期の入院を繰り返した後で、状態によっては、入院をお受けするのは難しいと判断する場合もあります。その点は、ご了承ください。また病棟の関係で、1人で歩ける子や、気切チューブを抜く可能性のあるお子さんなど、お断りせざるを得ないこともありますので、その点につきましてもご了解ください。

以上のようにまだまだ経験も少なく、手探り状態ですが、少しずつ、子どもの在宅支援入院の数を増やしていこうと考えております。もしご関心をお持ちいただいた場合は、下記の連絡先までお気軽にご連絡ください。お待ちしております。  


小児科医長 白石一浩
受診予約・連絡先

 宇多野病院 地域医療連携室
    TEL: 075-461-5152(直通)平日9:00~17:00
    FAX: 075-461-5152

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