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リウマチ・膠原病内科

特色

当院の位置づけ

当院は平成12年より厚生労働省から免疫異常疾患の専門医療施設(京都府の中核拠点病院)として機能づけられております。リウマチ科(リウマチ膠原病内科)ではリウマチ、膠原(こうげん)病を中心とした患者さまの診療を行っています。

当科の特徴

リウマチ、膠原病は個人差の大きな病気です。同じ病名でも症状はさまざまですし、一人ひとり治療の方法も違い、医師としてもとくに多くの知識と経験が要求される分野の病気です。

当科では、二十年以上におよぶリウマチ、膠原病の豊富な診療経験を背景に、専門医がその病状を的確にとらえ、最適な治療を目指し、リウマチ、膠原病および類縁疾患を包括的に診療しています。臓器合併症を伴うリウマチ性疾患や難治性膠原病の最終拠点施設として整形外科リハビリテ-ション科と連携して高度先進医療を推進しています。

関節リウマチの診療―他部門との連携

特にリウマチは、薬による治療も大切ですが、外科的な治療も大切で、整形外科との密接な連携が必要とされる病気です。当院ではリウマチ診療に経験豊富な内科医と整形外科医が、文字通りとなり同士で診療を行い、いずれに偏ることもなく協力して、最善の治療を行っています。

本院の整形外科はリウマチなどの関節疾患の多数の外科手術を施行し、優秀な成績と高い治癒率を挙げています。

関節リウマチの診療-早期で破壊を食い止める

難治性関節リウマチに対して、複数の抗リウマチ剤を組み合わせた多剤併用はもちろんのこと、免疫抑制剤も早期から使用して、関節破壊を早期に食い止めていくのが、本院の特徴的な治療法です。

関節リウマチの診療-副作用の対策と個人差の重視

このような治療法は副作用が心配されますが、よくある副作用、めったにない副作用を含めて早期に発見して、からだに大きな影響を及ぼす前に対策を立てています(このために、からだに変調があったときは、外来日でなくても電話で主治医と連絡がとれるようにしています)。副作用を早期にみつけることは豊富な経験を持つ専門診療科だからこそできることです。

もちろん副作用のリスクの高いかた(特に高齢のかたや腎臓の悪いかた)には、効果と危険性をご説明したうえで治療を開始していますし、安全性を重視されるかたには、副作用のリスクの少ない治療を提供します。

また、不幸にもすでに関節破壊の進行してしまっているかたに対しては、薬物療法にこだわらず、関節機能の保全と回復をはかるための理学療法・作業療法を重視し、人工関節置換などの外科的療法とあわせて、そのかたの到達できる最高の機能レベルの実現をはかっていきます。

画一的な治療マニュアルを押し付けるようなことは、当科ではいたしません。

膠原病の診療-免疫抑制剤の積極的な使用

膠原病一般の治療につきましても、従来からのステロイド中心の治療にとどまらずに、早期から積極的に各種の免疫抑制剤を使い分け、最小のリスクで最大の効果をめざしています。

「病気はよくなったけれども、ステロイドがなかなか減らせず副作用に苦しんでいる」などでお悩みのかたにも当科は対応します。

膠原病の診療-合併症対策

各種膠原病に伴う合併症にも当科は対応します。

冬季によくみられる血流障害(レイノー現象)についても、複数の抗血小板剤や血管拡張剤にセロトニン受容体拮抗剤を加える、新しい治療法を確立し、壊疽への進行を防いでいます(壊疽になって外科的処置が必要になる方はほとんどいらっしゃいません)。

逆流性食道炎も多い合併症です。食事も通らなくなるような病態に対しても、薬物療法(制酸剤の適切な選択と消化管運動刺激剤の組み合わせ)でコントロールしていきます。

この他、膠原病の合併症はさまざまです。あなたの抱えていらっしゃる症状も解決方法があるかもしれません。当科にご相談ください。

膠原病の診療-ステロイドの副作用対策

ステロイド剤に伴う合併症に対しても可能な限り対策をとっています。

一番の副作用対策として心がけているのは、必要時にしか使わない、使う場合は治療効果を適切に判定しながら速やかに減量していくことです。

特に骨粗鬆症に対しては最新の骨塩定量装置を用いて検査を行い、腰椎の圧迫骨折などを予防することも積極的に行っています。従来のカルシウムやビタミンD中心の治療から、骨量減少を抑制するビスフォスフォネートやカルシトニン製剤を中心とした治療を取り入れています。

また、ステロイド剤使用により増悪する生活習慣病-糖尿病、高血圧症、高脂血症-の診療にも力を入れています。

糖尿病があると、ステロイドは使えないのでは?とお考えのかたが多いと思われます。しかし、ステロイド治療がどうしても必要な場合は、インスリン抵抗性改善剤などの併用療法により、可能なかぎり血糖コントロールを悪化させないようにしています。

高血圧症の場合にも、利尿剤の使用など、ステロイド性の高血圧症に適した治療薬の選択を行っています。 その他の治療に伴う併発症に対しても、治療のために、かえって生活の質を落とすことのないように心がけています。

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スタッフ

診療部長 柳田 英寿
医師 鮎澤 菜穂
医師 船曳 正英
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