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神経内科

高齢者がよく生きるためのQ&A

どんな食事が、脳卒中予防によいのでしょうか?

健康な食生活私の患者さんで頭を打って数ヶ月後に慢性硬膜下血腫となり、手術で元気になったAさんという70才の男性がおられます。その方のMRIをとりますとラクナ脳梗塞がひとつもありません。MRAでは年齢相応の動脈硬化を認めますが、血液はサラサラで一つも脳梗塞の跡がありません。「Aさん、どんな食事をされているのですか?」と質問しますと、野菜中心で多くの種類を少しだけとり、醤油やドレッシングの代わりにすべて黒酢の入った調味料を使うそうです。黒酢が1、水が1、醤油が1/3の割合で、煮物以外ジャコの大根おろしにもこの黒酢醤油をかけるそうです。黒酢は鹿児島県福山町のまるしげ 重久盛一酢醸造の天然つぼづくり米酢だそうです。朝・昼・晩の食事を規則正しくとり、朝食前にはリンゴ、バナナ、黒酢、牛乳、レンゲ蜂蜜、きなこをミキサーでかく拌したジュースを飲まれるそうです。

規則正しく朝・昼・夕に食事をし、1日30種類のおかずを少量とることが血液をサラサラにし、ラクナ脳梗塞の予防となっているようです。暴飲・暴食、偏食は血液をサラサラにしません。
因みにアルツハイマー型認知症予防には、魚を食べることがよいといわれています。週に一回以上魚を食べる人では魚を全く食べない人と比べて、アルツハイマーの危険率が60%低下する報告があります。

神道や仏教では食事の前に手を合わせ、「いただきます」と頭を下げます。その意味は、「地球上に生きているものの命をいただきます。」と、いうことだそうです。欧米では食欲を満たしなさい、食事を楽しみなさいと挨拶します。収穫を感謝する感謝祭が欧米でもありますから、人類にとって食べるということは、自然に感謝することであっただろうと思います。戦争や飢餓の時代には本当に感謝して食べていたのが、飽食の時代となって食べることを感謝する気持ちは薄れているようです。感謝の気持ち、生命をいただいているという気持ちがあれば、ゆっくり一つ一つの生命をそしゃくし飲み込み味わうことができます。

日常食一覧
朝食前 ジュース コップ一杯→(林檎・バナナ・黒酢・牛乳・蜂 蜜・黄な粉)をミキサーでかく拌
朝食 米飯(玄米・胚芽米)少々を加えて、炊飯 すり胡麻を  かけて
・温野菜(にんじん・キャベツ・ブロッコリー)
・生野菜(パセリ・大葉・スプラウト・トマト)スライスチーズ
・大根おろし(ジャコ)
・納豆・海苔
・みそ汁→(具→豆腐・お揚げ・若布・さらし玉ねぎ・ねぎ・南瓜・ばれいしょ)昆布・椎茸のダシに、鰹ダシの素、味噌少量
・その他→しぐれ煮肉・煮豆・シジミ佃煮・小梅・らっきょう
夕食 米飯(朝食同様)
・鍋物(豆腐・白菜・ほうれん草・いんげん・しめじ・えのき・ながいも・枝豆・ねり物・湯葉)レモンをかけて
・焼き魚又は鶏肉あるいは豚肉とピーマン
・酢の物・香の物
・デザート→果物(時の物)
昼食
平日(勤務先にて)
・米飯又は麺類         
・一汁一菜           
・食後にコーヒー
土・日(自宅にて)
・米飯 しじみ汁、めざし、若布の酢漬け
・煮物→菜葉と揚げ・きんぴらごぼう・ひじき・氷豆腐・さつまいも等を適宜
・ ヨーグルト・ブルーベリー・プルーン

飲み物(ホットで飲む)
・毎食後→ほうじ茶
   約1ℓ/day
・朝夕→抹茶 和菓子
・就寝前→紅茶 クッキー
調味料
・黒酢1・水1・醤油1/3の割合で調合
              ↓
         煮物以外全てに使用
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