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神経内科

高齢者がよく生きるためのQ&A

血圧とボケは関係があるのですか?

認知症には血管性とアルツハイマー型認知症があります。アルツハイマー型は遺伝の影響があると言われています。血管性認知症では血流障害のために神経細胞が上手く働きません。穿通枝と呼ばれる細い血管が老化して変性を起こし、閉塞したり(ラクナ脳梗塞)狭くなると結果として血圧は高くなります。どうして血圧が高くなっているのか判断せず安易に血圧を下げると、ますます血流が低下して認知症と同じ症状が出る場合があります。

例えば脳の血管が詰まり脳梗塞になりますと、急性期には血圧が高いのは当然です。

脳梗塞で救急搬送されてきた患者さんの血圧が高いのは当たり前です。脳潅流圧(=血圧-脳圧)を維持するために血圧は高くなって当然なのです。宇多野病院では200/120以下ならそのまま様子をみます。脳圧が下がれば自然に血圧は元に戻ります。

そのようなわけで高齢者の血圧を安易に下げることは危険です。実際「最近呆けてきた。」ということで外来受診された患者さんの薬を整理して降圧剤を止めると、なんと「呆けが消えて頭がスッキリしました。」という例もあります。

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