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神経内科

高齢者がよく生きるためのQ&A

寝たきりにならないために

寝たきりに直結するのは骨折、特に大腿骨頚部骨折です。過去に転倒したことがある人はまた転ぶ危険性が高く、転倒経験者はそうでない人に比べると3-7倍も転びやすいです。下記「簡易転倒チェックシート」で合計点が6以上は要注意です。

簡易転倒チェックシート(厚労省転倒防止に関する研究班)
過去1年間に転んだことがある 5点
背中が丸くなった 2点
歩く速度が遅くなった 2点
杖を使っている 2点
毎日5種類以上の薬を服用 2点

6点以上のハイリスクの高齢者には玄関や廊下、浴室をバリアフリーに改修したり寝室のベッドでの立ち上がりに注意するなどの対策が必要です。

手術後3日以上高齢者が寝たままでいると、急に認知症が進行します。手術は成功したが呆けてしまって、寝たきりになるケースもあります。日中は頭を心臓よりも上にし日内リズムをとるようにしたいものです。

太陽が沈むまではベッドに寝かせず最低でも坐位、あるいは車椅子に座り移動することを看護の基本にすえます。高齢者が1ヶ月以上臥床すると理由の如何を問わず廃用症候群disuse syndromeが起こり柔軟性、筋力、心臓血管系の耐久性、予備能が低下し骨粗鬆症、起立性低血圧、うつ病となります。

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