国立病院機構|宇多野病院|関西脳神経筋センター

病気について知りたい > 高齢者がよく生きるためのQ&A 

患者さまとご家族の方へ

神経内科

高齢者がよく生きるためのQ&A

どうも夜がよく眠れません。睡眠薬を飲むと眠れますが、記憶力が落ちると言われています。睡眠薬を続けて飲んでいて良いでしょうか?

メタボリックシンドロームの指標

人間にはリズム、バイオリズムがあります。縄文時代より昔から人間は太陽と共に起き、太陽と共に眠る習慣があります。朝血圧は高く、夕血圧は下がります。日中脳は活動し、夜脳は休みます。夜働いているのは腸だけです。

不眠症で死ぬ人はいません。どこかで脳は休んでいます。あるいはまた、寝ていても、脳波をとるとα波がでて、起きている時があります。そんなときは目の玉が動いていて、起こすと夢をみているのです。睡眠中も脳は2時間寝て2時間起きているということを繰り返しているようです。ですから8時間の睡眠中熟睡しているのは4時間で、それで十分なのです。

自分のバイオリズムを取り戻すために、睡眠薬を飲むことはかまいません。がしかし、常用することはよくありません。いくら作用時間が短くても常用するといつも薬が体を巡り、起きているのか寝ているのかメリハリが効かなくなります。
記憶力が低下し、つい先程のことも忘れてしまうようになります。

睡眠薬を飲まないと眠れなくなった人は週に一度断薬し、薬を体の中から追い出す日を作って下さい。それから休薬日を増やし、自分でコントロールするように努めて下さい。

覚醒と睡眠のリズムをとることは、体のホルモン分泌にとってもよいことです。日中はできるだけ外に出て明るい太陽の光を浴びること、夜は出来るだけ暗くして光を絶ち眼を休ませること。そうすれば朝8時にはホルモンが一杯分泌されてストレスにも打ち克てます。ホルモンには筋肉増強作用があります。日内リズムの狂った人の筋肉は衰えます。日中は出来る限りストレスをもらうこと、そうすれば脳は刺激されて働き、夜はその結果よく眠れます。

夢は人間にとって精神安定剤であると思います。夢の70%はその人のこれまでの良い思い出がでてきます。母親に抱かれて楽しかったこと、先生に褒められて嬉しかったこと…。不確かな夢を見ることによって楽しかった記憶、嬉しかった記憶のボンヤリとした暖かさの中に浸り、癒され「さあ今日も生きるぞ。」と、いう具合に生きる意欲を漠然と与えてくれる、精神安定剤となります。

就眠儀式
まず胃の内容を十二指腸へ送るために、右下で寝て下さい。ついで左下にして、右から
左へと走る横行結腸の内容を送って下さい。最後に上を向いて1日を感謝し、幼い頃
の楽しかった思い出をいろいろ思い出して下さい。

ページトップへ