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神経内科

高齢者がよく生きるためのQ&A

めまいがします。どうしたら治りますか?

メタボリックシンドロームの指標

どんなめまいかが問題です。天井が右へ右へ回ったり左へ回ったり、気分が悪くなって吐き気がする、本物のめまいなのかあるいは「立ちくらみ」のようにフワーとするめまいなのか、胸がドキドキして目の前の世界がフワフワしているのか、いろいろなめまいがあります。めまいをよく観察して下さい。誘因、持続時間、経過、随伴症状を観察して下さい。

平衡感覚をつかさどるのは眼と深部知覚(今の姿勢、体の位置を感じるのは筋肉の腱にあります。)と前庭神経(耳の中の三半規管と脳幹の間を走っていて小脳と連絡しています。)の3つです。肩幅ぐらいの間隔でまっすぐ立ち目をつむって下さい。体が動揺するはずです。それでも深部知覚と前庭神経が正常ならば30秒間その姿勢を保つことが可能です。

耳の中に問題があっておこるめまいを内耳性めまいと言いますが、持続時間は数時間で耳閉、難聴、耳鳴、あるいは聴覚過敏などの蝸牛症状を伴います。代表的なものとしてメニエール病がありますが、非常にまれで高齢者におこります。

脳の血管(椎骨動脈)の血流障害でおこるめまいは数分続きます。聴力低下や耳鳴は伴いません。外来でもっともよく遭遇するめまいは良性発作性頭位めまいで、持続時間は10数秒で50秒を越えることはありません。

診察室で患者さんに横になってもらって、頭を急に沈ませてめまいを10秒後に再現することができます。耳石の破片が頭位の変化で三半規管を移動しめまいと眼振をおこします。検査に引き続き耳石を元に戻す治療を行ってめまいを治すことが可能です。

観察の結果誘因、持続時間、経過、随伴症状など上記に当てはまらない時は小脳や前庭神経近傍に異常があるか、心因性の可能性があります。

MRI検査をして脳内に異常がないかどうか確認して下さい。

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