新人ナースのあゆみ
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9月 看護の難しさや喜びを胸に

それぞれの想いを胸に看護師を目指した新人看護師たち。
職場や仕事で体験した事、そして患者さんとのコミュニケーションを通して感じた事など、5名の新人看護師にインタビューしました。

 

自分の優しさを活かした看護を

T.N(舞鶴医療センター附属看護学校卒業)

元々違う業種の仕事をしていたのですが、それまでの仕事は自分に合っていないなと思っていた事もあり、以前から家族や友人から「優しい人や」って言われていたので、その優しさを活かせる仕事は何かと考えました。色々とあるとは思いましたが、人と一対一で間近に接する事ができる仕事は看護師かなと思い、周りからの後押しもあって看護師に決めました。
宇多野病院のインターンシップに参加した時、患者さんと看護師さんがすごく和気あいあいとされていて、同じ方向性で共に歩んでいる姿を見せていただきました。学校の実習では、急性期の病院だった事もあってピリピリした感じが多かったのですが、その中でも人と時間をかけて関わり、看護に結び付ける部分を先生たちにも褒めていただい事もあり、宇多野病院での時間の流れが自分の良い部分を伸ばすのにも適した職場だなと思って希望しました。
働き始めは緊張して職場や病棟にも馴染めず、患者さんとの会話の際も顔は笑っていたものの、心の底から笑えてなかったりしていました。でも色々と指導していただく中で経験を積み、自分のできる事が増えるとともに患者さんと接する時間も増え、インターンシップで体験した時のような、看護師と患者さんが和気あいあいとして本気で泣いたり笑ったり、共感できるようになってきました。いい意味で緊張がほぐれてきたのと、教えられたことを少しずつ習得できている達成感や充実感をこの数カ月で感じています。ただ、自分のできる事が増えるかわりに、それに伴う責任も実感してきて、一人でやっていく責任の重大性を身に染みて感じています。これからはこの責任感と一緒に技術を高めていかなければならないという不安と期待の間にあります。
今は自分が未熟で、他の先輩看護師さん達から任される仕事も限られているので、これからは自己研鑽して看護に責任を持って患者さんと接していきたいと思っています。そうすることによって患者さんのみならず、スタッフからも信頼してもらえるような看護師になりたいと思い、がんばっています。

 

心理学を活かしながら寄り添う看護師に

Y.Y(大阪医療センター附属看護学校卒業)

私は元々大学で心理学を学んでいたのですが、その時に教えていただいた先生は、看護学校でも心理を教えていた方でした。ですから看護師さんが心理を学びに来る事もあり、色々と話を聞かせてもらっている中で、看護師は大学で学んだ事も活かせるし、様々な学びのある仕事で素敵だなと思い、看護師を目指しました。 看護学校では難病の授業にすごく興味を持ち、宇多野病院にはインターンシップに来させていただき、1日だけでしたが難病の患者さんの看護を体験しました。その時に看護師さんは患者さんに寄り添い、患者さんはすごく看護師さんを頼りにされているのを見て、やっぱり急性期の病院とは少し違う慢性期特有の看護がやりたいなと思い、宇多野病院に就職を決めました。 働きはじめて大変な事は色々ありましたが、学生の時は受け持った事がない人工呼吸器を使っている患者さんが多く、最初はアラームが鳴っただけですごく怖くて、すぐに先輩を呼びに行くという感じでした。でも最近では少しずつわかって対応できるようになり、気持ちにも余裕ができてきました。患者さんが長く療養や入院をされている中で、最初は顔を覚えてもらうのに必死でしたが、今では患者さんにも名前を覚えていただき、私の事を知ってくれるようになってからは、少しずつ患者さんと関係が築けるようになってきたのが嬉しいです。 普段はあまり状態に変化のない患者さんが多いので、発熱などがあった際にどうしていいかわからずにあたふたしてしまう事もあります。先輩方のテキパキと動きつつ、きちんと患者さんに声かけなどをして患者さんの気持ちに寄り添って、不安を軽減する看護を身近に見て、患者さんの状態が変わっても、すぐに対応できる先輩のような看護師になりたいと思っています。

 

余裕も持ちながら1人ひとりの患者さんとしっかり向き合う看護

S.F(大阪医療センター附属看護学校卒業)

私が幼い頃から母親が自己免疫疾患に罹り、父親や祖父も何度か病気をした事もあって、以前から少し医療に興味がありました。高校で進路を考える時期に看護師という職業の話を聞く機会があり、当時の先生にも背中を押されて看護学校に入学する事にしました。
実習では急性期の病院に行く事が多く、治療がメインっていう感じがあったのですが、宇多野病院でインターンシップに参加し、食事や歩行介助の場面などをたくさん見せていただき、患者さん1人ひとりの生活の場でありながらも、治療をされているのがすごく伝わってきました。私も患者さんの生活をしっかり見ながら医療に携わりたいと思ったのがきっかけで、宇多野病院を選びました。
神経難病の患者さんは話すのが難しかったり、構音障害があったり、最初はコミュニケーションですごく苦戦しました。約半年程経って、患者さんに「こういう事ですか」と伝えると、「そうです」という感じで、コミュニケーションも段々と取れるようになり、患者さんのニーズもつかんでケアなど看護に活かせるようにもなってきたのが、自分でもすごく実感できています。患者さんに「ありがとう」とお礼の言葉をいただいたり、退院された方にお礼のお手紙をいただいたり、そういう面でとても嬉しいなと感じました。
今はまだ業務に追われてしまう事もあって、なかなか患者さんと一対一で関わるのが少ない時もありますが、余裕も持ちながら1人の患者さんとしっかり向き合った看護ができる看護師になる事を目標にがんばっています。

 

アセスメント力のある訪問看護師を目指して

R.N(京都医療センター附属京都看護助産学校卒業)

私は自宅で母を看取った経験があるのですが、その時に何もできなかった後悔から看護の事を勉強したいなと思い、看護師への転職を決めました。
当初から訪問看護の道に進みたいと思っていたのですが、看護学校の時に政策医療を学ぶという研修の一環で、宇多野病院の見学に参加しました。その時の見学に付かせていただいた看護師さんが、食事介助の一貫で食前にお口の体操のような事を、患者さんと笑顔で楽しそうにしていたのが印象的でした。患者さんも笑顔で、こんな風にホンワカと患者さんを楽しい気分にできる病院って素敵だなと思いました。その後、私の目指す訪問看護ステーションが開設されたこともあり、宇多野病院を就職先に選びました。
働きはじめてからできる事も色々増えてきました。便秘の患者さんの腹部マッサージの際、それまではそんなに効果がわかりませんでしたが、その時の患者さんはすごく効果があり、私のケアで目に見えて身体の症状が軽減したことにすごく嬉しく思いました。でも、便秘への対処は看護計画で計画されていたケアではなく、一時的なケアでした。看護師として看護過程で展開するのなら、きちんと患者さんの疾患と状態から原因を見いだし、解決するためのケアをし、評価をして継続看護しなければとも思いました。そこが私にはまだまだ足りないなと思う日々です。
将来的に進む訪問看護の道に一番必要なのはアセスメント力だと思っています。でも今はただ観察し、患者さんに異常があったらリーダーに報告するという事しかできていないので、異常の原因をきちんと判断できる力を身につけたいと思っています。そうすれば訪問看護で、患者さんへの対処を一人でもできるようになると思うので、アセスメント力のある看護師を目指したいと思っています。

 

入院中から退院後の生活を見据えて支援する

M.Y(京都医療センター附属京都看護助産学校卒業)

私は小さい頃から看護師をしていた祖母に育てられました。60歳70歳を超えてもずっと元気で楽しそうにしている祖母の姿を見て、日頃から何となく意識していた事もあり、高校生の時に看護体験に参加しました。慢性期で長く入院されている患者さんが、看護師さんが来ただけですごく笑顔になっているのを見て、病気の人を笑顔にできて自分も長く楽しく働ける仕事なんだと思い、看護師を目指しました。
在学中に祖母が呼吸器系の難病を患って入退院を繰り返していたので、疾患を抱えながら家で生活している方を支える看護に興味を持ちました。宇多野病院は神経筋難病を専門にしているという事で実習に来させていただき、患者さんが長く入院されている分、看護師さんとの信頼関係の強さを感じました。患者さんの日常の生活パターンを把握しながら看護されているのを見て、この病院でこんな風に働きたいと思いました。
就職して半年が経って1人でできる事も増えてきましたが、先輩方と同じようにはいかず、今日の業務をこなす事が一番の目標になってしまっています。なかなか患者さんと話す時間が取れなかったり、患者さんの対応時に他でナースコールが鳴っても、その患者さんにすぐ対応できなかったりで、忙しさと自分の容量の悪さが一番大変だなと思います。
ここでは夜になると不安になる患者さんが多くて、夜勤の時にナースコールが鳴ってベッドサイドに行くと、患者さんにいきなり手をギュッと握られたことがあります。私が握り返してずっとお話を聞いて肩をなで返すと安心されたようでした。違うチームの患者さんなので、あまり話す機会がなかったのですが、その後も結構話しかけてきてくださったりして、それがすごく嬉しかったです。
これからも患者さんには疾患を抱えながらでも自宅でできるだけ長く、元気に過ごしてもらえるよう支えたいと思っているのですが、入退院を繰り返す患者さんが多いのも現状です。今はまだ患者さんの入院中のケアに必死になってしまい、入院生活の事だけにしか目が届いていませんが、患者さんの退院後は、薬の管理や家事、家族の介護など、患者さんによって全然生活が違ってきます。入院中からそんな退院後の生活を見据えて支援し、できるだけ入退院を繰り返さずに済むような看護ができるよう、患者さんとじっくり関われる看護師になりたいなと思います。

 

 

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